そこで改めて感じるのが、日本人というだけでどれだけのメリットを享受しているかということ。日本人が多くの国で勤勉・真面目・礼儀正しいという印象を持たれているという事実は素晴らしいことだと思います。逆に言えば、ある国の出身というだけで貧困やテロなどネガティブなイメージを持たれてしまう人々がいるということも事実です。
例えば、トルコにおいても日本はrespectすべき国との印象があり、日本人というだけでかなりの好印象を持たれます。最近は韓国人の印象も良いみたいですが、中国人については粗悪品などのイメージが強く、中国に対してはあまり良い感情を持っていないよう。
日本人であることのメリットを一番実感するのがおそらく海外旅行でしょう。イスタンブールからは今のところ英国、ギリシャ、ドバイ、チェコ、オーストリアに出向きましたが、全ての国において短期の滞在であればVISAは不要です。しかし、シリアやイラク出身の友人によると、彼らにとってはどこに行くにもVISAのApplicationが煩雑で時間もかかり、場合によっては取得できないこともあるそう。
The Economistの統計によると、VISAなしの海外旅行ができる国ランキングでは日本はスウェーデン、フィンランド、デンマーク、ドイツに続き第5位となっています。223の国・地域中、170近くの行先がVISAの心配をすることなく選択できるというのは、本当に、凄いことだと思います。
こちらのコラムでちきりん氏が日本に生まれたことの幸運さを述べている通り、「自分がとても恵まれた立場にいる」ということを認識することは重要だと改めて実感しました。