29 Jun 2012

欧州のステレオタイプ

ちょっと前の記事ですがThe Economistに面白い調査が紹介されてました。

"Stereotypes of Europe"、即ちEUの国々がお互いにどういう印象をもっているか、という調査。

調査はEUの8か国(英国、フランス、ドイツ、スペイン、イタリア、ギリシャ、ポーランド、チェコ)の人々に対して「最も勤勉である・ない国は?」「最も汚職がある・ない国は?」という質問がなされたもの。

結果は下記の通りで、ギリシャ以外の全ての国がドイツを最も勤勉だと思ってるそう。
当のギリシャは自国が一番勤勉だと思っている・・・。

ドイツは全ての国から汚職が少ないと見做されているとは、本当にEUの優等生なんだなーと思います。
一方で、ポーランドとチェコは(他国にはそう思われていないのに)自国の汚職を最も深刻だと考えているあたり、国民性が表れているのでしょう。確かに、仕事やプライベートで関わるポーランド人、チェコ人はラテン系民族とは違って自己主張が強くなく、謙遜する日本人の性格に近い気がします。(人によるだろうけど)



ちなみに、記事でも紹介されている通り、OECDの調査によるとギリシャの労働時間は欧州各国の中では断トツで長いそうです。これはちょっと驚き。(一位の韓国、二位のチリに続き三番手)まぁそれだけ労働生産性が低いということなのでしょうが・・・。
この調査結果によると、日本は34か国中15位と労働時間はそれほど長くないようですね。トルコより短いというのは意外な事実。