29 Jul 2012

トルコ島めぐり①:Buyukada

Istanbul南部、マルマラ海に浮かぶプリンセス諸島

9つの島からなるこの諸島。現在では近場にある避暑地として、夏場は地元の人々や観光客でにぎわっていますが、ビザンツ帝国時代に失脚した元皇帝などが幽閉されていたと言われています。


その中でも一番大きいのがBuyukada(トルコ語でBig Islandの意)。こちらに週末で行ってきました。

かつて裕福なギリシャ人やアルメニア人が建てたという別荘や、ビザンツ時代に建設された修道院が未だ残り、島内では車の使用が禁止されているので、移動手段は自転車か馬車。Istanbulとはまた異なる雰囲気があります。



現地に行って初めて知ったのですが、この島にはかつてトロツキーも亡命していたとのこと。
レーニンの死後失脚したトロツキーは、1929年ソ連から国外追放されるに至り、このBuyukadaに移住。ここから体制批判の為の雑誌を刊行していたとのこと。

彼が滞在していた住居は、今では森の中にひっそりとたたずんでいました。

そんな背景とは裏腹に、島はとてものどかな雰囲気があり過ごしやすかったです。