26 Jan 2012

A Year Passed...

ちょうど1年前の今日、海外駐在を言い渡された。
1年前の1月は長期出張で月の半分をバンコクで過ごし、帰国してからも入札の忙殺されていて、その矢先に全く予想していなかったトルコ駐在の話。

頭をガツンと殴られたような衝撃だった。自分にとって駐在を断る=会社を辞めるだったから、究極の選択だった。

基本的に何かを決断する時、私は誰にも相談しないで決めるけれど、今回ばかりは一人の人に相談した。その日のうちに彼にメールをしたらいつでも電話してくれと。そして翌日、その人と3時間くらい長電話。その人は来るなとも来いとも言わなかったけれど、本当に真剣に私のキャリアについて考えてくれていた。そう、その人が今の直属の上司。

結局、1週間程度で決断してと会社に言われたものを(それも結構ひどい話だけど…)、その電話の後すぐに行くって決めていた。2か月後には荷物をまとめていた。

人生本当に何が起こるかわからない。でも、どんな時でも選択に迷ったらよりcoolでexcitingな路に進むよう決めている。そうすれば絶対に間違いはないと信じてる。
そして、自分で決断を下すこと。そうすれば責任を取れるのは自分しかいないから、絶対に後悔しないように努力できる。そしてやっぱり1年経った今振り返ってみても、この決断は間違っていなかったと確信している。

さて、今年はどんな変化に遭うだろうか。今から楽しみ。

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ちなみに、ちょうどそのとき読んでいたのが、城山三郎の落日燃ゆ。第二次大戦防止に努めながらも、ただ一人の文官として東京裁判で絞首刑となった元総理、外相の広田弘毅。彼の人生は自分とはまったくかけ離れているけれど、人間がいかに運命に翻弄される小さな存在であるか、しみじみと実感したのを覚えている。